人生の潤いと共に

主に本について書いてます。特に文学、哲学、学術書についてです。たまにそれ以外のことを言ったり、自論を書くかもしれません。まだ始めたばかりなので記事は少ないですが、一読してくだされば幸いです。

新年のご挨拶 2020年

明けましておめでとうございます。 最新の記事を書いてから大分経ってしまいましたが、まだ去年からの忙しさが続いてまして... 最低でも5月ぐらいには再開して行こうと思います。 ネタはたっぷりありますので、今しばらくお待ちくださいm(._.)m

哀しき数奇な人生に苦しみつつも、整然と生き貫いた女性詩人”アンナ・アフマートヴァ”『レクイエム』を読んで

ロシア二十世紀を代表した詩人といえば、マヤコフスキーとアンナ・アフマートヴァ 後々彼らが名声を馳せるようになると、批評家はそのように彼らを二極の存在として見なした。 甘い賞賛と捻くれた嫉妬紛いの批判と共に、彼らはロシア文学の文壇で知らない者…

スラブ文化に対する魅力 その1

スラブ文化が好きだ。こう私が声高に純真な思いで人々に告げるとみんな怪訝そうな顔をして必ず”なんで東欧が好きになったの?”と聞いてくる。開口一番疑問に徹する。当然と言えば当然なのだが、なんとも釈然としない。あの意表を突かれたような表情を私は複…

多民族国家と民族意識の芽生えにどう向き合うか。『オスマン帝国500年の平和』を読んで

今回紹介する本は 林 佳世子著『オスマン帝国500年の平和』である。嘗てアナトリア半島からアジア、アフリカ、バルカン半島までを支配し、ヨーロッパからも恐れられたオスマン帝国。 彼らは西側から見ればスンナ派の擁護者でありイスラム世界の支配者と見…

出直し

長らく更新を放置しており、それから数年の歳月がたってしまいました。 いっそ消そうかとも考えたのですが、何かを書きたい衝動に駆られてまたこうして書いているというわけです。 色々と弁明する事由はあるのですが、一言でいえば怠惰であった…… この三日坊…

影響を受けた本と著者 三島由紀夫

何を書こうかとあれやこれやと考えていたところ、先ずは自分の好きな本を特に私の人生に深い影響を与えてくれた素晴らしい本について語るのが一番よいかなと。 ジャンルはごちゃ混ぜですが、どうしてそれを好きになったのかを語って行こうと思います。

ブログの挨拶を兼ねた自己紹介

皆さま初めまして。 今日からこのブログを開設したGoldenMascaleseです。 まず私の自己紹介から。 私は本を愛してやまない者です。 本を読まない日はありません。特に、古典と呼ばれる少し古臭いものが好きで現代の作家が記した著作は殆ど読まずといった所で…